鯉ベタ飼育法
2016年05月10日
ベタ飼育の鉄則
ベタはチョ~簡単に飼えます♪
これまでにもベタの飼育法については『豹子頭流ベタ飼育法』でご紹介してきましたが、ベタは小さな容器でも飼育することができます。
良く似た飼育法で小さな容器に入れて販売されているのがアカヒレ(中国原産コイ科の一種)ですね。
写真はチャームさんで販売されているベーシックなアカヒレです。
しかしながら、ベタとアカヒレは似て非なるものです。
アカヒレは低酸素の環境でも生息できる淡水魚。
一方、我らのベタちゃん達はラビリンス器官があることで口呼吸ができる熱帯魚です
まぁ、ベタの飼育方法には無関係な話ですね。
では、本題に戻りましょう。
まず、鉄則としてオスは一つの水槽で混泳させることはできない。
闘魚という名の通り、オス同士が縄張り争いでどちらかが死ぬまで争いをします。
なので、オスを複数飼育したい場合は水槽を分けるか、水槽内に間仕切りをするようにしましょう。
吉法師♂くんも一つの水槽で一人暮らしをしています
お隣では帰蝶♀ちゃんも同じく一人暮らしをしています
メスは、基本的に混泳可能といわれています。
中には気の強いメスが、周りに攻撃をして迷惑をかける混泳不可の子もいるそうですが。。。
では、オスとメスの混泳はというと、繁殖を目的に一時的に一つの水槽に入れることはあっても、ずっとそのまま混泳させることはできません。
その理由は、産卵後の世話はオスがする(ベタはイクメン)のでメスが邪魔になり攻撃をするみたいです
イイ男なのか。。。悪い男なのか。。。
また、産卵後のメスは全精力を使い切ってボロボロな状態になるので、別の水槽で1匹でそっと休養させてあげましょう。
【結論】
オスは単独飼育
メスは混泳可能なので大奥水槽を作りましょう
↓こちらを両方クリック応援お願いします↓
2016年05月08日
基本的なベタ飼育法
ベタは初心者でも飼える熱帯魚
ベタは小さな入れ物で飼えます。
闘魚なので複数飼う時は個別に入れましょう。※エアレーションなどは必要ありません。
温度変化の少ない場所に置き、水替えは週2回、一度に1/3くらいでOK。
基本的に飼育用品はカルキ抜きがあれば良いです。
時々飛び跳ねることもあるので水槽の7~8分目くらいまでの水位にして、フタをすることにも注意してください。
水質:弱酸性~中性
水温:20度~28度が適温です。
エサ:
ベタ用人工フードや赤ムシ ※プラカットは小型なので小粒の人工フードにしてあげてください。
水替え:
小さな容器で飼育する場合は週2回程度。水槽で飼育する場合は月2回程度。
混泳:
これが非常に大事です。
オス同士を一つの水槽に入れてしまうとどちらかが死ぬまで闘う習性があります。
また、ベタは泳ぎ回らず水流の弱いところでジッとしています。
そのため、混泳にすると他の魚につつかれたり追われたりするので基本的には個別で飼うのがオススメです。
混泳の相性については、チャームさんのサイトで確認ができます。
フレアリング(ヒレを広げること。威嚇、求愛):
ベタを1匹で飼う場合、自分からヒレを広げる事がありません。
すると次第にヒレがくっついてしまいます。
それを防ぐために毎日10分ほど鏡を見せましょう。
他のオスがいると思い、威嚇の為にヒレを広げます。
これによりヒレが使われて美しくなります。
これを怠るとくっついたヒレが戻らなくなります。
寿命:1~2年
大きさ:種類により異なりますが約7~8㎝位
↓こちらをポチッとクリックをお願いします↓
2016年05月07日
ベタ特有の特殊器官
ベタはエラ呼吸の他に口呼吸ができます!
ベタはホームセンターやお店に行くとベタが小さなビンの中に入れられて売られています。
他の熱帯魚では考えられないことですよね。
では、どうしてベタだけあんな小さな容器で飼育できるのか?
以前は何気なく不思議に思ってました。。。
そこで調べてみると、実はベタにはエラの上皮が変形発達した「ラビリンス器官(迷宮器官)」という補助的な呼吸器官があり、口を空気中に出して酸素を直接取り込むことができるんです
「へぇ~。。。」って感じかもしれませんが、結構特別な器官なんです。
帰蝶ちゃんが水面に呼吸をしに上がってきているところです
なので、水面に油膜が張っていると呼吸がし難くなるので、素面に油膜が張っていないかをチェックすることもベタ飼育で大事なポイントとなります
もし水面に油膜が張っていたら!
↓
慌てずに何故油膜が張ったかの原因究明!
↓
油膜の原因の除去。
↓
カップなどで周囲の水と共に水面の油膜をすべて掬い取る
※ 底砂や水槽自体に問題がある場合は、最悪なパターンですが水槽のリセットが必要です。
ベタは、他の熱帯魚に比べて生命力の強い熱帯魚ですから、そこまで神経質になる必要はありませんが、気が付いたらケアしてあげましょう。
これもペット愛です
↓こちらをポチッとクリックをお願いします↓
2016年05月04日
数ある改良ベタの種類
意外に多くの種類が出回っているベタ
ひと言でベタ(改良ベタ)と言っても色んな種類がいます。まずはそこから理解をして、これからベタを飼おうって方はお好みのベタを選んでみてください
【1.トラディショナルベタ】
最もポピュラーな種類が、このトラディショナルベタです。
ホームセンターなんかで600円くらいから瓶に入っていたり、水槽とセットになって販売されていますね
色は赤や青、白など色々で、ヒレの色が混合しているベタなんかもいますね。
アイデア商品で、上段にハイドロカルチャー、下段をベタ水槽となっている変わった水槽があったりと面白いですね。
【2.ツインテール(ダブルテール)】
尾ビレが二股に分かれているのが特徴的です。
金魚で言えば蝶尾のような感じですかね。
余計にややこしい説明でした
このツインテールでヒレ色がグラデーションになっていると、とても優雅な雰囲気を醸し出してくれますね
この種の中でも、特に大きく広がる尾ビレを持つ個体はフルムーンといいます。。。満月?
【3.クラウンテール】
非常に特徴的なヒレの形をした種類です。
棘の様なギザギザとした尾ビレが特徴的で、こちらも様々な色彩の個体が存在します。
パッと見では、尾腐れ病かと心配になってしまうほど棘々とした尾ビレです。
この個体が尾腐れ病になるとどうなるんだろう。。。
ちなみにこの棘は、軟条(レイ)といいます。
【4.キングクロス(又はクロスレイ)】
クラウンテールの中でより細かくギザギザが広がる個体の種をキングクロスというそうです。
まるで触角が尾ビレについているかのようです。
【5.ハーフムーン】
1枚の尾ビレが半月状(180度)に見えるところから名付けられた、ショウベタの最高峰と言われる品種です。
当然、お値段もグ~~~ン(ザキヤマ風)と上がってきます。
人間でいえば、シンデレラのようなお姫様が鮮やかなドレスを着ているという感じですかね。
【6.スーパーデルタ】
上記のハーフムーンの尾びれが120~180度未満はスーパーデルタと言います。
非常に微妙ですよね。
170度だとスーパーデルタになるんですから。
カラーバリエーションが多く、ハーフムーンよりもお手頃という種です。
個人的には、将来的にこのスーパーデルタを様々なカラーバリエーションでコレクションしたなぁっと思っております。
【7.プラカット】
ベタの中でも最少クラスでとっても可愛い品種です
現地語でプラ(魚)、カット(噛む)と呼ばれ、闘魚に用いるために長年改良されてきた品種でもあります。
比較的原種に近い形質で、そのためか非常に丈夫で飼いやすいタイプらしいです。
見た目は小さいので華奢な感じですが。。。
また、可愛さに似合わず、闘争心が非常に強く、他の品種のベタと争うと圧倒することが多いそうです。
カッコイイ
【8. 鯉ベタ 】
上記のプラカット種のバリエーション種として流通するようになしました。
そもそも私がベタライフを始めるきっかけとなったのが、この鯉ベタと出会ってしまったからであります
紅白の色合いに墨が入った三色が代表的ですが他にも黄/白/黒や赤×黒など鯉と同じようなバリエーションが存在します。
大正三色や昭和三色、緋写り、紅白といった鯉の名称で細分類されています。
私が突き詰めようとしているのは大正三色ではありますが、どのようなかけ合わせが適当かが解明されていないため、そうした謎を解くという楽しみもあるのです。
何故、私が大正三色にこだわるのか?は、またの機会に。
【その他のバリエーション】
ハーフムーン以上に尾が広がる個体をオーバーハーフムーン。
プラカットとハーフムーンを掛け合わせたプラカットハーフムーン。
などなど掛け合わせで色々な種類のベタが存在します。
どのベタを選ぶかは、その人のファッションと同じ嗜好性ですね。
↓こちらをポチッとクリックをお願いします↓
2016年05月03日
そもそもベタとは?
ベタ(Betta)ってどんな魚?
Wikiによるとスズキ目 キノボリウオ亜目オスフロネムス科(かつてはゴクラクギョ科)ゴクラクギョ亜科ベタ属(別名トウギョ属)の淡水魚だそうです。
Bettaっていうのは、タイの方言らしいです。
元々の生息域は、タイのメコン川流域に生息する熱帯魚で大きな川から水田にまで広く生息しているようです。
もちろん、これらのベタは原種のベタで、写真の様なペットショップなどで販売されているカラフルなベタとは違っています。
本場のタイではこのベタのオスを戦わせて遊ぶといったところから「闘魚(ランブルフィッシュ)」という俗名が付いたようです。
実際、オスは縄張り意識がかな~り強く、現在ペットショップなどで販売されている改良ベタもその闘争本能は変わらず、オス同士を混泳させることは厳禁です。
メスは混泳できるというのが一般論ですが、中には気の強いメスは他のメスを攻撃したりするそうです。
人間でもそんな女の人がいますけどね。。。
まぁ、それはあくまで本場の原種のお話であって、国内で一般医販売されているベタは、「改良ベタ」といって、色彩も鮮やかで飼育や手入れが他の熱帯魚に比べてチョー簡単で初心者向けの熱帯魚です。
↓こちらをポチッとクリックをお願いします↓