鯉ベタ繁殖法
2016年07月23日
鯉ベタ繁殖法 ~産卵編~
鯉ベタの産卵はお見合い前に決まる。
はじめに、この鯉ベタ繁殖法は、初心者でも出来るということを前提としております。
ベタが産卵するまでの過程には、「お見合い」、「交尾」、「産卵」という3段階があります。
まずこれをご理解ください。
ここで問題なのは、お見合いです。
ベタの繁殖を紹介しているHPはたくさんありますが、当ブログの「鯉ベタ繁殖法」ではちょっとニュアンスが違います。
当ブログの「お見合い(相性)」とは、オスとメスが互いに相手に慣れてるか?慣れてないか?と解釈しています。
要はお見合いとは「慣れの確認」なのです。
このお見合い(慣れの確認)は、初心者でも容易に出来るのでご安心ください☆彡
d(@^∇゚)/ファイトッ♪
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お見合い準備*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
・ お見合いの準備をする。
お見合いにも準備があるのか っと面倒に思うかもしれませんが、結果的に楽に成功率が高い産卵・繁殖へと繋げることが出来ます
その準備も超~簡単です
ベタは単独飼育ですから、繁殖をさせたいペアのコレクションケースを毎日2~3時間近づけるだけOKです。
これでお互いを慣れさせるワケです。
ヾ(〃^∇^)ノ超~カンタン♪
ゆえにベタ飼育では、「水作 ショーベタ コレクションケースМ」が便利なのです。
直角の長方形でコレクションケースを並べやすいのです。
このお見合い準備(お互いを慣れさせる)を3~4日もすれば、大概はお見合いが成功します
簡単過ぎて、このブログを見たことすら無駄に感じますよ。
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ちなみに小生はいつも本店で購入しています。(単に小生が楽天嫌いというのもありますが。。。)
・オスを繁殖用水槽に放流する。
一足早くオスだけを繁殖用水槽に放流します。
オスは水槽を隅から隅まで確認をして、自分の縄張りと理解します。
この時フィルターの電源をOFFにしてください。
水流があるといつまでたっても泡巣を作らなかったりします。
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お見合い*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
・お見合いをする。
実質的にこの時点で慣れの確認は済んでいます。
あとは父親魚が産卵床となる泡巣をちゃんと作っているかです。
ベタに少子高齢化ありません。
ベタの寿命は2~3年で、その間に子孫を残すという本能しかない、魚類だと再認識しましょう。
お見合い自体は、このような2Lくらいのペットボトルをカットした透明の容器(お見合いBOX)に飼育水ごとメスを入れ、繁殖用水槽に入れればOKです
初心者でも出来る極めて簡単な方法です
そこにオスが必ず寄ってきます。
お互いに離れたり、近寄ったりと少々興奮状態になります。
これは環境への適応をしていると理解してください。
あくまで、種の存続を本能とする魚類なのです。
※給餌は、このお見合いまでで放流後は給餌しないように。
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感動の交尾・産卵*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
・泡巣がちゃんと出来れば放流する。
オスは浮草やマジックリーフなどに泡巣を作ります。
この泡巣がちゃんと4cm四方以上の大きさに出来ていれば、メスを水槽内へ放流してOKです
よく見るHPにメスに縦縞が出れば、繁殖水槽に放流するなどと紹介されていますが、そんなことは気にする必要はありません。
第一、メスの模様によっては、縦縞が出ているかどうかわからないような個体もいますしね。。。
放流後、オスがメスの追いかけたり、メスが泡巣を確認したりします。
万一、いつまでもメスがオスから逃げるようであれば、メスを一度お見合いBOXへ戻してください。
2~3日後に再度放流するという感じです。
稀にどうしても上手くいかない場合はペアリングを変えるか、1週間後くらいに再度お見合いさせるかなどの必要があります。
・数時間に渡る交尾と産卵 。
大体、2時間位の間、交尾と産卵を繰り返します。
オスがメスに巻き付くように交尾します。
その間に卵は受精して、産卵されます。
一回の交尾・産卵でおおよそ20個ほどの卵を産み落とします。
そして、産み落とされた卵をオスは口で拾い集めて、泡巣へ着床させます。
産卵直後のメスは、一時放心状態のようになりますが、すぐに我に戻りオスと共に卵を拾い集めるようになります。
そして、おおよそ卵を拾い集めると、再び交尾・産卵を繰り返します。
この行為を2時間の間に何十回も繰り返します。
なので、一度の交尾・産卵で200個以上の卵を産卵することになります。
この産卵シーンは、とても感動的で繁殖をして良かったと実感できる瞬間です。
すべての産卵を終えるとメスはオスから逃げるようになります。
これでベタの交尾・産卵は終了となりますので、このタイミングを逃さないように観察する必要があります。
交尾・産卵が終われば、速やかにメスを繁殖用水槽から掬い出して、元のコレクションケースに戻してあげてください。
・卵と稚魚の管理。
卵と孵化した稚魚の世話はオスが行います。
泡巣からポロポロと落ちる卵や稚魚をオスは上手に口でキャッチして、泡巣に戻します。
卵が孵化をし始めるのが2日後くらいからです。
孵化後の稚魚は2mmほどの小さなおたまじゃくしのようです。
オスの育児期間は、産卵日から約7日~10日間です。
この間、オスは不眠不休で餌も食べずに育児をします。
※オスに給餌はしないように!
稚魚が自分で泳ぎ出す7日後くらいでオスの役目は終わりです。
オスを元のコレクションケースに戻して休養させてあげてください。
※この時、まだ繁殖用水槽のフィルターを稼働させないように注意ください。
次回は、稚魚の飼育法についてご紹介します。
前回の「鯉ベタ繁殖法 ~準備編~」はこちらです。
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2016年07月17日
鯉ベタ繁殖法 ~準備編~
鯉ベタ 繁殖は事前の準備で決まる。
はじめに、この鯉ベタ繁殖法は、初心者でも出来るということを前提としております。
ベタの繁殖は、繁殖準備(用品等)がどれだけできているかで、後々に大きな差が出ます。
なので、この『準備編』では鯉ベタを繁殖するために、どんな準備(用意)が必要かをご紹介します。
この準備は、初心者でも容易に出来るのでご安心ください☆彡
d(@^∇゚)/ファイトッ♪
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繁殖準備*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
・ 水槽は30~45cmのものを使用する。
60cm水槽では大き過ぎて、卵や稚魚の世話をする父親魚の負担となる。
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また、稚魚の吸い込み防止に↓コチラ↓もお忘れなく。
また、一次簡易ろ過の役割も果たします。
・水深は15cmほどにする。
これは産卵後に父親魚が泡巣から落ちる卵や稚魚を拾い上げる時の労力を軽減するためです。
父親魚は産卵後、約10日間ほど不眠不休で卵や稚魚の世話をするので、水深は15cmが適当となります。
・水草および浮草を入れる。
水草および浮草を入れる理由は2つ。
1.水質の浄化。
2.同居時のメスの隠れ家や稚魚の休憩場所となる。
ゼオライト付水草が水質浄化を促進するのでオススメです。
多孔質のゼオライトは生物ろ過力を助長してくれます。
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地面を覆うように成長するので水槽を綺麗に演出できます。
・底砂は必要か 。
基本的にベアタンク(底砂無し)で繁殖するのがセオリーです。
しかし、産卵後2週間は換水やフィルターを使えません。
そのため、水は日々劣化(水質悪化)してきます。
そこであえて細目ブラックソイルを底砂として入れて、バクテリアろ過力を高める方法があります。
細目ブラックソイルを選択する理由は2つ。
1.細目だと産み落とされた卵が底砂の間に落ちることがない。
2.卵は白色なのでブラックソイルだと落ちた卵を見つけ易い。
結論は、底砂の有無はどちらでも良いが水質悪化に要注意。
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・マジックリーフの投入。
これは必ず入れた方が良いアイテムです。
繁殖の成功率が格段とアップします。
↓オススメのマジックリーフはコチラ↓
但し、類似品にご注意ください。
・岩場用の小石。
岩場は必ず作ってあげてください。
フィルターを稼働させた時の隠れ家になります。
↓こんな感じの3~4cm前後の小石↓
石の種類や色は何でもOKです。
コンクリート片よりも天然石の方がいいです。
公園などに落ちているものでOKです。
持ち帰ったら、ブラシでよく擦り洗いをして、10分程度煮沸消毒をしてください。
煮沸後は、天日干しをすれば完了です。
・親魚の選択方法。
難しそうに思えますが、案外簡単です。
ベタはオスとメスを別々に飼育することは鉄則です。
つまり、繁殖の時だけ親魚を同じ水槽に入れるワケです。
では、その親魚をどう見分けるか。
オスは泡巣を作ったことがあるか。
メスは抱卵しているかです。
まず、オスが泡巣を作ったことがあるかどうか?
泡巣を作ったことがない場合は、水温を上げたり、メスの入った飼育ケースを近づけるなどの刺激を与えると効果的です。
それでも泡巣を作らない場合は、飽和給餌をする。
飽和給餌とは、一日に何度も給餌をして常にお腹いっぱいの状態にしてやることです。
これで体力があり余り泡巣を作りをします。
これでもまだ泡巣を作らない場合は、そのオスがまだ成熟していないということです。
次にメスの抱卵は、お腹周りが丸々と膨らんでいるかです。
個体を上から見て、お腹周りが膨らんでいれば抱卵している可能性が高いです。
・稚魚のエサ。
孵化後の稚魚は、ヨークサックと呼ばれるお腹の袋にある栄養分で2~3日間は成長します。
その後は餌を取る必要があります。
その初期餌はインフゾリアやPSBといったバクテリアです。
その後はブラインシュリンプや人工稚魚用飼料を餌とします。
なので、バクテリア系の餌と生餌(人工飼料含む)の2種類を用意する必要があります。
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↓オススメの生餌(人工飼料含む)はコチラ↓
どちらかと言えば、キョーリン ベビー クリーンベビーブラインシュリンプをオススメしますが、両方を少量ずつ給餌するという方法もアリです。
以上が鯉ベタ繁殖の準備になります。
一からすべて揃えるとなると1万円弱くらいかかりますが、鯉ベタの繁殖の楽しさはプライスレスです。
また、一度揃えれば、何度も繁殖を楽しむことが出来ます
是非、お試しください。
次回は、実際の繁殖手法についてご紹介します。
鯉ベタ繁殖法 ~産卵編~はこちら♪
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